2025年釣りはじめ【船宿:大井川港の藤丸さん】念願の白甘鯛を釣ることが出来ました~後編~

Tomoko
後編は釣った魚の調理と食レポ
前編で、釣行記と釣果を載せていますのでぜひそちらもご覧ください。
ではどうぞ。

釣った魚の下処理

今回の釣果。まあ、下処理に2時間はかかるな。と踏んでいました。
実際は、調理込みで2時間半でした。
終わってみれば、床に鱗が飛び散り、手は背びれにやられて傷だらけです。
でも、食べたら美味しいんです。

太刀魚の下処理

太刀魚は、薄くて長い魚です。英語ではソードフィッシュだったかと思います。泳いでると太刀に見えるんですよね。
今回船で釣っていますが、焼津の堤防でも釣れます。浅場にもいるのでびっくりします。長いので、まずは頭を落として、内臓が入ってない部分と切り分けます。
尻尾側は塩焼きで食べたらいいと思いますよ。
内臓入りのほうは3枚卸にします。

こうしてみると、ちょうど半分くらいのところで裁断する感じですかね。肛門よりはやや尻尾寄りで切ります。

背びれは表・裏から包丁を入れて先に取り外してしまいます。そのほうが三枚おろしの時に背びれの骨を気にしなくて済みます。

こんな感じで3枚におろして、黒い部分に肋骨がついてるのでそぎ落とします。
どうせ身が薄いので、難しかったらそがずに切り落としてもいいと思います。

今回も下処理が長丁場になりそうなので、クーラーから一匹ずつ取り出してはさばきます。
三枚におろした身は、温まらないように保冷剤を下にひいて、金属バットの上に並べていきます。
身が傷まなくていいですよ。

太刀魚の下処理はこれで完成です。
尻尾側は塩焼きで。三枚おろしのほうは用途多数です。
梅肉と大葉を巻き込んで焼いたりしてもおいしいし。我が家は天ぷら・から揚げが多いです。当日はもちろん刺身でいただきます。

連子鯛の下処理

連子鯛は、とりあえず鱗をきれいにとって、内臓とエラを外して、あとはどう食べるかによります。
煮つけ・塩焼きなら頭を落とさないほうが見栄えがいいですね。

我が家の鱗とりグッズ。
蓋がついていて、鱗が中にたまる仕組み。
それでも結構飛び散ります。顔とか、ヒレの近くとか、お腹とか、小さい鱗がびっちりついてるところは、ペットボトルの蓋でごしごしすると取れます。

鱗取りきを使って鱗を取っていきます。
その後お腹を切って内臓とエラを外します。エラは、魚の海水フィルターです。頭を残す場合はエラを取り除くことをお勧めします。そのほうが内臓もきれいに取れます。

写真のように、あご下までしっかり包丁を入れるとエラが外しやすいですよ。
刺身用に2匹三枚卸にして、残りはジップロックに入れて冷蔵保存。

カサゴの下処理

どっちがウッカリカサゴか分かんないですね。

カサゴは頭がでっかいので、可食部は意外と少ない。

鱗をとって、頭を落として三枚おろしにします。

甘鯛の下処理

長さを計測したところ、40cmくらいでした。

甘鯛は、鱗もおいしい魚です。松笠焼きが有名ですね。
我が家は子供が食べないのと、キッチンが汚れるため封印したメニューです。鱗を立たせるにはしっとりしてないとダメなんです。当然油が跳ねるわけです。美味しいけどやらない。。。

シロアマダイは、刺身で4~5日くらいに分けていただきます。当日は身が硬いので、翌日以降に刺身で食べます。
下処理としては、3枚卸で、皮は引かず。身を合わせて酸化しないように極力空気を抜いて冷蔵庫で保存。
ポニョ君は塩焼き決定サイズなので、鱗を取って、内臓とエラを外して下処理終了です。

調理例

連子鯛の鯛めし

釣り当日魚を見てメニューを考えるわけですが、連子鯛が小ぶりでちょうど炊飯器サイズなので、鯛めし決定でした。なので、魚をさばくより前にお米を洗って昆布を乗せておきました。
連子鯛を一匹下処理して、塩焼きにします。(多めの塩がオススメ)
焼けたら昆布の上に塩焼きの連子鯛を置きます。
炊飯器ON→炊けたら昆布ごと取り出します。
骨を丁寧に外して、ご飯に戻して混ぜたら完成。昆布は、もちろん出汁も出ますが、きれいに取り切れなかった鱗がご飯に混ざるのを防ぐためでもあります。ちょっと、今回米の量に対して身が少なかったですが、味はしっかり鯛めしでした。

連子鯛の中華蒸し

連子鯛を蒸します。
塩焼きより身がふわっとして美味しいです。
骨から身がはがれやすいのもいいところです。
蒸した連子鯛をお皿に移します。
ごま油にネギやショウガ、お好みでニンニクなどを加えて加熱し、フツフツしてきたら蒸した連子鯛にかけます。「じゅわー」っといい音がしますよ。

蒸すときに塩をしてもいいのですが、私は仕上がりに少し醤油をかけます。

結構おいしかったです

太刀魚のから揚げ・天ぷら

 子供のリクエストで。

カサゴ・太刀魚・連子鯛をから揚げにして味比べ。

魚の味を楽しむため下味は無し。片栗粉をまぶして揚げただけです。食べるときに塩を少しつけていただきました。

カサゴはさすがに美味しかった。太刀魚も身がふわふわで刺身よりも火を通したほうが味が濃いなと感じました。
連子鯛は、まあ、それなりの味でした。

甘鯛(赤)の塩焼き

白甘鯛と比べると味が薄い印象の赤甘鯛ですが、しっかりと焼くことで旨味たっぷり・味濃い感じに仕上がります。

小さいなーなんて思ってましたが、十分塩焼きで美味しくいただけました。

潮汁

魚の下処理で出たアラを、全部鍋に入れてぐつぐつ煮て作ります。今回なんといっても大きな白甘鯛の頭と中骨が入っていますから期待大です。あと、カサゴのでっかい頭も。

40分くらい煮て、濾します。
アラに結構な身があったので、身だけ救出してお椀に入れて。潮汁は塩だけで味付け。

これですね。旨かったです。

 

潮汁が少し残ったので冷蔵庫で保存しました。翌日取り出すと。。。

硬めのにこごりになってます。コラーゲンの塊。。これ、このまま食べてもおいしいです。
私は翌日みそ汁の出汁代わりに使ったんですが、めちゃ旨かったです。

白甘鯛の刺身

当日は食べません。翌日以降のほうが美味しいですから。もったいない

皮と身の間が美味しいので皮は引かずに炙ります。

一部取りにくかった鱗も炙ることで外れます。


結構しっかり焼いたほうが皮が美味しいです。

これは、熟成3日目なのでかなり分厚く切ったけどネットリ・しっとりとして、甘みがすごくて。美味しかったです。熟成2日目はもっと薄く造ってもまだ硬いんですけど、3日目~4日目が一番おいしいかなと思います。衛生管理に自信があればもっと熟成してもいいかもしれませんが、自己責任でお願いしますね。

全部乗せ 刺身盛り合わせ


・太刀魚
・太刀魚炙り
・連子鯛炙り
・カサゴ

保冷材にサランラップを敷いて、つまを薄く敷いてその上に刺身を盛りつけました。

まとめ

いかがだったでしょうか。
甘鯛船は3月末くらいまでやってるそうです。
釣った魚を食べるって大変だけど本当に美味しいんです。

初日は下処理と調理で2時間半かかりましたが、処理さえ終わっていれば後の調理は簡単です。

お試しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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